OAMC（オーエーエムシー）森山大道

こんにちは！REGGAWS杉浦です。
OAMC（オーエーエムシー）2020秋冬コレクションでは写真家、森山大道氏とのコラボレーションアイテムが発売しています。先日、OAMCの入荷情報をご紹介させて頂いた際に、森山大道氏について軽くご説明させて頂きましたので是非こちらの記事からご覧下さい。今回はOAMCの紹介…ではなく、森山大道氏について色々と調べましたので、自分なりの解釈を交えながらご紹介させて頂きます。

まずは森山大道氏のプロフィールを見ていきましょう。

森山大道氏のプロフィール

森山大道（もりやまだいどう、本名：-ひろみち、1938年10月10日 – ）は、日本の写真家。大阪府池田市生まれ。日本写真批評家協会新人賞、日本写真家協会年度賞、第44回毎日芸術賞受賞、ドイツ写真家協会賞受賞、ハッセルブラッド国際写真賞などを受賞。 “アレ・ブレ・ボケ ”と形容されるハイコントラストや粗粒子画面の作風を確立。東京の街を長年にわたって練り歩き、独自の視点で切りぬくことで写真に緊張感をもたらす写真家として世界的に高く評価されています。

Wikipediaより引用

日本だけで無く、海外でも高く評価されていて、アメリカ、イタリア、イギリス、フランス、オーストリア、ベルギー、ドイツ、中国、スペインなどでも個展を開いているそうです。

ちなみに2019年に受賞したハッセルブラッド国際写真賞は「写真界のノーベル賞」と呼ばれる写真賞で、日本人では1987年に受賞した濱谷浩氏、2001年受賞の杉本博司氏、2004年受賞の石内都氏に次ぐ4人目の受賞だそうです。

夜間高校を中退した後に商業デザイナーの仕事に就き、若くして事務所を立ち上げています。数年後には写真家、岩宮武二氏のアシスタントを経験し約4年で独立したそうです。フリーのカメラマンとなり、活動。その後様々な賞を受賞し写真家としての名を上げています。

スナップショットの名手森山大道氏の作品

森山大道氏はカメラを片手に街を練り歩き、スナップ写真を撮り、それが世界で高い評価を受けています。ここで代表作をご紹介させて頂きます。

森山大道氏の作品の中で最も有名な作品、通称「三沢の犬」です（1971年撮影）。森山大道氏は基本的に作品に名前をつけないそうで、米軍基地がある街、青森県三沢市で野良犬を撮った事から通称でこう呼ばれているそうです。目が鋭く、これほど犬の深い表情を捉えている写真は無いかと思います。

スナップ写真ならではのこういった写真もあります。

森山大道氏はスナップ写真を撮る際に色々と考えている事があるそうです。
一つ、森山大道氏のインタビューの中からご紹介させて頂きます。

ただ僕がこれまで撮影してきた路上のスナップ写真というものは、とにかく圧倒的に量を撮らないと意味がないんですよ
僕のスナップ写真に対する考え方の一つとして、「量のない質はない」というのがあります。

NEWS DIGESTより引用

森山大道氏は「量のない質はない」と考えています。実際にかなりの量の写真を撮られています。
なんと昔は1日で720枚程、フィルムカメラで写真を撮っていたそうです。

とんでもない枚数で想像出来ないですが、でなければこのような写真を撮る事は出来ないのかもしれません…。

プロのカメラマンは凄く高いカメラを使っているんだろうなと思う方が多いと思いますが、森山大道氏は違います。昔はフィルムカメラを良く使っていましたが、ここ10年ほどはコンパクトデジカメを使っているそうです。

カメラは拘らず、写真に拘る。こういったスタンスが物凄く格好いいなと思いました。

ファッション界との繋がり

SAINT LAURENT（サンローラン）のアートプロジェクト「SELF」。撮影は森山大道氏。

ファッションとは距離をおく森山だが、ファッション界にもファンは多く、デザイナーの故カール・ラガーフェルドはアート界に先駆けて森山の写真を見いだした人物のひとりだ。2001年にカールが出版した『THE JAPANESE BOX』は、60年代末から70年代初頭にかけて東京で活躍した写真家および著述家の出版物を復刊したものであり、森山が1972年に発表した写真集『写真よさようなら』もこの中に収められている。

The New York Times Style Magazineより引用

今回のOAMCもそうですが、ファッション業界との繋がりも強く感じます。

まだまだ森山大道氏について知らない事が多いので引き続き掘り下げていこうと思います。現在、OAMCと森山大道氏のコラボレーションアイテムは2型発売しています。是非、ご覧下さい。