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OAMC 『hope』

FASHION 2020.09.14 REGGAWS

OAMC



こんにちは! REGGAWS杉浦です。
今回は REGGAWSの記事では何度かご紹介させて頂いてる、服のデザインで使われている絵画についてご紹介させて頂きます。

OAMC / SYSTEM SHIRT WOVEN ¥57,000+TAX


今回で4回目の発売となるOAMC(オーエーエムシー)の定番アイテム、SYSTEM SHIRTは毎回、アートパッチが使用されています。ミニマルなパターンに毎シーズン変わるアートパッチのバランス感は Supreme(シュプリーム)や JILL SANDER(ジルサンダー)まで経験しているデザイナー Luke Meier(ルーク・メイヤー)ならではのアイテムです。

George Frederick Watts 『hope』



今回のSYSTEM SHIRTのアートパッチはイギリス・ヴィクトリア朝時代(1837年〜1900年初期)の画家、彫刻家の George Frederick Watts(ジョージ・フレデリック・ワッツ)が1886年に発表した代表的な作品、『hope(希望)』が使用されています。

皆さんはこの作品がどのように見えましたか?僕は最初見た時に、丘の上で目隠しをしている女性が木の枠を持って寝ているものだと思っていました(笑)

そこでこの作品の内容を調べたらこのアートが、より魅力的に感じたのでご紹介させて頂きます。

視力を失った少女が小さな星の上に座り、弦が一本になってしまったボロボロのハープの音色に耳を傾けているという内容で、背景はほぼ無地、暗い色調でどこか神秘的。

このような暗めの内容で『hope』という題名は色々考えさせられますが、これがアートの面白い所でもありますよね。

同時に、今の世界の状況と似ているとも感じました。世界的に大変な状況ですが、希望はあるのか、僅かな希望を持って日々前向きに楽しみたいという感じです。

弦の最後の一本は今にも切れてしまいそうなか弱い音かもしれません。それでもその音色に耳を傾けて、弦が切れる最後まで喜びを感じることが出来る。希望とは明るい所にあるのでは無くて、絶望的な状況の中にある僅かな希望こそが真の希望だとこの絵画を見るとそう思えます。

もしかしたらルーク・メイヤーもこのように思って、この絵をチョイスしたのかなと思ったり、思わなかったり…。兎にも角にも、ルーク・メイヤーのアートチョイスは毎度抜群に良いです!

Pablo Picasso 「海辺の母子像」



ちなみに、ジョージ・フレデリック・ワッツの後期時代の作品は画家、Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)の「青の時代(1901年〜1904年)」の画風に大きく影響を与えたそうです。

青の時代とは
1900年の秋、パリをはじめて旅行したピカソは、以降パリとバルセロナを頻繁に往復します。1901年に親友のカサジェマスを自殺で失ったことをきっかけに、社会の底辺に生きる人々を青い色調を主調色に描くようになります。この時期のスタイルは「青の時代」と呼ばれています「青の時代」の絵画には、純粋さ、静けさ、あるいは憂鬱など、さまざまなイメージを喚起する「青=ブルー」が巧みにもちいられています。

ポーラ美術館ホームページより転載




もちろん、洋服としても素晴らしいです。
光沢感のあるポリエステル素材を使用しており、シャツとしてもブルゾンとしても使用出来ます。袖が長めのシルエットで、溜めて着ても、折り返して着ても格好良いかと思います。ポケットが付いていたりと、機能性も優れています。

アートは見る人によって見方が異なるのが面白い所です。こちらの記事を読んで頂いた方でご来店頂いたら是非、この作品についてお話させて頂きたいと思います。

今回ご紹介させて頂いたアイテムは JACK in the NETオンラインストアでもご覧に頂けます。

コロナウイルス感染症の影響により、外出を控えている方も多いと思いますので、サイズ感など分からない事がありましたら、お気軽にREGGAWS(レガウス)までお問い合わせください。

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