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STONE ISLAND(ストーンアイランド)といえば・・・

FASHION 2021.02.08 REGGAWS

STONE ISLAND(ストーンアイランド)

こんにちは!REGGAWSの吉澤です。
ストーンアイランドといえば、独特の色合いが印象的だと思います。
そんな今回、ストーンアイランドが得意としている製品染め加工について調べてみました。

紹介に入る前にストーンアイランドとはどういったブランドなのかについて触れていきたいと思います。

|ストーンアイランドとは

ボローニャの知識人でアートディレクター、そして並外れた才能の持ち主であるMassimo Osti。1982年、彼によってモデナ郊外のラヴァリーノに設立されたインフォーマルウェアブランドStone Islandを定義する代名詞は研究、実験、機能性へのこだわりです。

繊維やテキスタイル関連の最高峰の研究の象徴となることを目指し、革新的なデザインを取り入れて、スポーツウェアの共通感覚を新たに定義したブランドとして認識されています。
Stone Islandの強みは、スポーツウェア・カンパニーのカラーラボラトリーで継続的に行われている染色や加工の実験を通して実用化された縫製後に手を加える独特の仕上げ方式にあります。 最先端のテクノロジー、経験、人間の能力を結集させることのできる部門で、これまでに60,000以上の異なる染色配合を生み出してきました。

ストーンアイランド公式サイトより引用

|LABとLIFEは、STONE ISLANDの2つの精神

LABは、繊維や素材に手を加え、改良させることへの継続的でリミットのない掘り下げた研究が、アパレル産業でこれまでに使われたことのない素材や生産技術の発見をもたらします。 ここから多くのプロジェクトが誕生します: – 水の濾過技術由来のナイロンの単繊維で作られたブルゾン、- 高屈折率生地や感熱生地、- 宇宙船内のコンピューター保護を目的とした航空技術を使ってコーティングされた極薄のナイロン生地、- ケブラー®とポリエステルで作られたフェルトの不織布など、これらはStone Islandのフィロソフィーが具現化された一例です。

LIFEとは、Stone Islandを身に着ける人が感じる状況やアイデンティティ、着心地のことです。 新たな用途に応じて発展してきたユニフォームやワークウェアの研究をもとに生み出される丈夫で特徴的な外観は、機能性は見ためだけにとどまらないというプロジェクトの性格を定義づけるものです。

ストーンアイランド公式サイトより引用

ストーンアイランドは、日々研究を重ね、素材、配色に特に拘っています。
ストーンアイランドの先進的技術である後染め加工は、素材構成により一点一点色の出方が変わるのが面白いところです。

本題の製品染め加工について紹介していきます。

GARMENT DIED(製品染め加工)

製品染め加工とは、縫製などを終えて製品が仕上がってから最後に色を染める加工です。生地から縫い目まですべてが同じ染料で染められることで独特の風合いが出て、素材によって色味が変わるのが特徴です。
「後染め加工」、「ガーメントダイ加工」とも呼ばれています。

ストーンアイランドの製品染めは、全ての商品を白色で完成させた後、特殊な配合の染料で染めているそうです。
染料にも様々な物質を加え、撥水性や耐久性を高めているのですが、メーカーの方に聞いたところ、素材の含有量や成分については”LAB”の方にしか分からず、極秘内容だそうです。
ストーンアイランドは素材にも拘っており、製品染めの工程を何度繰り返しても生地に影響が無いように素材を作り上げているので、仕上がった時の着心地は抜群です。

製品染め加工は素材構成によって、同じ染料を使用しても異なる風合いが出ます。

同じ色のアイテムを比べると分かりやすいですが、コットンとポリエステルの割合が1%変わるだけでも違った表情を見せます。
また、製品染めされた商品は何年も着ていると徐々に色が落ちていき、自分オリジナルの一点に育てる事が出来るのも魅力的な部分です。

製品染めをしている行程で、若干の色ムラが出ますが、ストーンアイランドは敢えて色ムラを残し細かい色味の違いを楽しんでいただくように作っているそうです。

実際に製品染めされている工程が公式サイトにアップされておりますので、合わせてチェックしてみてください。


ガーメントダイ一着のジャケットが生まれるまで

こちらは、ストーンアイランド内のカラーラボラトリーで最新技術を使用し、染色されている様子です。
この映像は、染料施設長の”Claudia Bergamini”が、染料の中に一度浸けるだけで複数の色と色調を生み出すための多くの方法の一つとしてダブル染色を用いますが、その時の工程を説明しています。

僕は正直、ストーンアイランドの商品はどうして値段が高いのだろう?と疑問に思っていましたが、一点ずつ何度も何度も染色工程を繰り返し、ようやく出来上がる様子を見ていると、手間暇かかっており、さらに「スポーツウェアの頂点」を目指すために、色の研究や素材の研究をし続けている技術者の思いが伝わりました。
むしろここまで拘っていて、この値段設定でいいのだろうかと思わされるくらいです。
また、どこかのタイミングで拘り抜いた素材についてもご紹介しようと思います。


最後にREGGAWSに入荷しているストーンアイランドのアイテムの中でも黒色を使用したアイテムについてご紹介します。

STONE ISLAND / S.I PANTS RT ¥47,000+TAX

ストーンアイランドの中でも一番黒味が強いアイテムです。
ルーマニア製のストレッチコットンを使用しており、薄手でオールシーズン履いていただけるレギュラーフィットのアイテムです。
スポーティに合わせるのもいいですが、モードテイストでシックに決めるのもかっこいいと思います。

 STONE ISLAND / S.I PANTS SL T.CO+OLD ¥47,000+TAX

「OLD」加工を使用した、スリムフィットのカーゴパンツです。
「OLD」加工とは、製品染めをしたアイテムを脱色しヴィンテージ感を出した加工です。
若干茶色味がかっているのが特徴で、経年変化でかなり風合いが変わるので、色の落ち感を楽しんでいただけます。
イタリア製のコットンを使用しており、先程ご紹介したモデルよりも地厚で色の出方も異なります。
細身のシルエットですが、ストレッチが効いているので楽に履いていただけます。

 STONE ISLAND / S.I SHIRT BLOUSON ¥48,500+TAX

先程ご紹介したアイテムと同素材で、こちらも「OLD」加工を施しております。
セットアップで着ていただくのもおすすめですが、同色+素材違いの組み合わせで合わせるのもストーンアイランドらしい組み合わせかと思います。

STONE ISLAND / S.I PANTS CO ¥56,000+TAX

カーゴポケットをサイドに二つ施したルーズフィットのカーゴパンツです。
チュニジア製のコットンを使用しており、地厚でこの時期にピッタリです。
色ムラが激しく、ポケットの繋ぎ目や裾口付近は既に色落ちしています。
こちらもガシガシ履いて色を抜いて楽しんでほしいなと思います。

写真だと分かりづらいですが、一点一点の色味の違いを実際に手に取って見ていただけたら嬉しいです。


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