ジェンダーレスファッション

こんにちは！REGGAWS 杉浦です。
最近、メディアやコレクションのレポートを見ていて、”ジェンダーレス”という言葉をよく目にします。

REGGAWS で取り扱っているブランドでジェンダーレスをテーマにするブランドや、コレクションを見ていて様々なブランドからそういった雰囲気を感じるルックを目にする事が増えてきたので、これは僕もジェンダーレスファッションについて理解度を深めたいなと思ったので、調べてみようと思います。

ファッションにおけるジェンダーレスという言葉は、メンズコレクションで女性モデルが男性のファッションを着たり、逆もしかり、男女両方が着ることのできるファッションを始めたことで、性表現の在り方として、「男女の境界がないファッション」という意味として、使われるようになったそうです。

このような動きは、７０年代にイヴ・サンローラン（Yves Saint Laurent）が女性に男性のスーツを着させた、「女性側のジェンダー」を揺さぶる試みから始まったそうです。

もうウィメンズはメンズのアイテムを取り込むことが普通になっていますよね。しかし、男性側の女性化は進まず、８０年代からジャン・ポール・ゴルチエ（JEAN PAUL GAULTIER）、２０００年代に入って「コム・デ・ギャルソン（COMME des GARÇONS）」がメンズスカートを提案しましたが、そこまで広まらなかったそうです。

今では、結構目にする事が増えてきましたよね。僕はスキニーデニムを履く事が多く、シャツをウエストに巻くスタイルが個人的に好きでよくやっているので、シャツでは無くメンズのラップスカートを巻くのも良いかなと思っていた僕にはタイムリーな話です！

このように様々なブランドがジェンダーの壁を取り払おうとするも中々浸透しなかったみたいですが、2013年秋冬コレクションでジェンダーレスという言葉に火をつけたブランドが登場します。

英国の若きファッションデザイナー ジョナサン・ウィリアム・アンダーソン（Jonathan William Anderson）が自身の名を冠したブランド ジェイダブリューアンダーソン (JW Anderson）です。

フリルという極めて”フェミニン”なディテールを大胆にとりこみ、発表直後は世界のモードメディアが大騒ぎしたそうです。すると、直後のロンドンファッションウィーク ウィメンズコレクションでは、彼が作った服を着る男子がストリートに登場したそうです。ここまでわかりやすい男性服の女性化は、逆にこれまで何を「女性らしさ」としてきたかを再考するきっかけになったそうです。

僕は、当時リアルタイムでコレクションを見ていないのですが、今見てもかなり革新的で衝撃を受けます。この時からジェイダブリューアンダーソンは、「ジェンダーレスなワードローブ」というコンセプトを掲げて、追求しています。

今季のジェイダブリューアンダーソンは、ゆったりとしたテイストで、家でくつろげるようなコンセプトの中に、実用性と遊び心を盛り込んだアイテムを展開しています。

個人的に、ブランドらしい思わず目を奪われる、ポップな色使いが凄く好きです。

シンプルでミニマルな普段使いのしやすさと、アートとのコラボレーションや挑戦的でひねりの効いたデザインという、相反する２つの要素が上手く混ざった唯一無二の世界観を打ち出すクリエイションは本当に凄いなと思います。

ルックを見るとブランドの世界観、ジェンダーレスなワードローブというブランドコンセプトがより伝わってくるので、是非見てみて下さい！

最後に、REGGAWS で取り扱っている他のブランドの動きも見ていきましょう！オフホワイト（OFF-WHITE）２０２１秋冬コレクションでは・・・

“アダム イズ イヴ（Adam is Eve）”というテーマで、神が創造した人類初の男女といわれるアダムとイヴを“イコール”のものとして結んだテーマの通り、可能な限り性差を払拭した、ブランド史上初のジェンダーレスなコレクションを制作していました。今後、そういったアイテムも入荷してくる予定ですので個人的にかなり楽しみです！

今回、ジェンダーレスについて調べて、決められた価値観などに囚われず、”自分らしさ” を大事にする事が重要だと思いました。

ジェンダーについては、ファッション業界でも重要なテーマとして掲げられており、これからも着る人の自分らしさを引き出す為、ジェンダーレスをはじめ、新しい提案をするブランドが増えてくると思うので、注目したいと思います。

J.B.Voice（ジェービーボイス）グループ店舗では、マスクの着用、消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など、コロナウィルス感染に対して、万全の体勢をとって営業をしております。

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