WACKO MARIA（ワコマリア） × Jean-Michel Basquiat（ジャン＝ミシェル・バスキア）のコラボレーションアイテムが 5 / 1（土）に発売。

こんにちは！ARGUS & MP の熊谷です。
2020 春夏シーズンに引き続き、今回 2 度目となるこのコラボレーション。
5 / 1（土）12:00より、名古屋 JACK IN THE BOX と岐阜 MP にて発売します。

去年の今頃は、コロナの影響も今より大きく、大変な時期でしたね。
一年ぶりのこのタッグを待ちに待った方も多いのではないでしょうか。

コラボアイテムとなるアロハシャツですが、今回は全部で 4 型。
去年よりさらに豊富なバリエーションで展開されています。

それぞれのアロハシャツのご紹介、、とその前に。
今更ですが、今回の主役となるバスキアについて調べたので、少しだけご紹介します。
この人物についてもうご存知の方は飛ばしていただければと思います！

ジャン＝ミシェル・バスキア
20 世紀における最も重要なアメリカ人アーティストの一人です。
ストリートアートを芸術の分野まで押し上げた偉大な人物で、死後もなお、彼の作品は現代でも大きな影響を与えています。

ハリウッドの大スター、 レオナルド・ディカプリオがニューヨークのギャラリーでバスキアの絵を巡って1時間交渉していたり、
ZOZOTOWN 元社長の前澤友作さんがバスキアの作品を約123億円で落札したり、今でも話題になることが多いことから、作品を実際に見たことがない僕から見ても、バスキアの凄まじい影響力は現代にも及ぼしていることが分かります。

彼のアート作品は、歴史的な事件や現代社会問題を主に、詩やドローイング、絵画など、文字とグラフィックを織り交ぜながら描かれているのが特徴だそうです。
独特なタッチで、一目でバスキアのアートだとわかる抽象的なグラフィックでありながらも、メッセージ性のある単語や文章によって具体的な側面も持ち合わせた作品が多く描かれてるそうです。

また、バスキアについてはたくさんの映画も作られています。
調べたところ、バスキアを主演とするドラマやドキュメンタリー等、様々な作品がありました。

僕はこれら映画作品をほとんど観たことがないのですが、実は唯一『DOWNTOWN 81』と言うバスキア映画だけ観たことがあります。
たまたまその時、使っていた配信サイトで唯一無料で観られたバスキア映画がこれでした。

バスキアが 19 歳の時に撮影された唯一の主演映画で、ドキュメンタリーではなくドラマでした。
映画は1980年～1981年に撮影され、2000年に完成した作品だそうです。

物語はバスキア（当時 19 歳）演じる若いアーティストが家賃滞納からアパートを追い出され、ひたすら街をさまよい歩いたり、クラブに行ったりすることで様々なアーティストに出会うと言った内容でした。
物語の流れも、僕が今まで観たことがなかったような構成で、一回しか観ていませんが、かなり記憶に残っています。

調べたところ、バスキアが演じていると言っても、本人が本人を演じているようなもので、まさに主人公はバスキアそのもののキャラクターだったんだとか。
バスキアが壁に落書きをするシーンも何回かあったのですが、あまり詳しくない僕でも、文字だけでバスキア本人だと分かるのが個人的に観ていて面白かったです。

80年代ダウンタウンのアンダーグラウンドなカルチャーシーン（ニュー・ウェーヴ、ニュー・ペインティング、ヒップ・ホップ、グラフィティー、等）がリアルに描かれており、当時のことを知らない僕でも、引き込まれる斬新な映画でした。
もし興味のある方は是非一度ご覧になってください。



かなり余談が長くなってしまいましたが、
ここから今回発売するアロハシャツのご紹介です。

作品について調べたことを元に、アートについて少し触れるだけでなく、ファッションの目線からも紹介させていただきます！

冒頭でも述べたように、今回は全部で 4 色。
4「色」と言う表現はあまり適切ではないなと思うくらい、それぞれデザインに個性があります。

まずはこちら。頭蓋骨のアートが落とし込まれています。
去年発売、他の今回発売のバスキアアロハシャツの中でも、一際目立ったデザインです。
他のバスキアのアロハシャツはボディ全体にアートワークが施されていますが、こちらはフロントの中央にのみアートワークがプリントされています。

前澤さんがオークションで落札したのも、このプリントに近いような絵で、バスキアの作品と言ったら「頭蓋骨」が真っ先に浮かぶと言う方も中にはいるのではないでしょうか。
本来頭蓋骨にはないはずの「目」が描かれており、死のイメージの中にも魂を感じるような絵ですね。

ぱっと見でどんなアートワークなのか分かりやすいのも魅力的ですし、他は背中も含め無地なので、比較的スタイリングに取り入れやすいシャツです。
黒のパンツと合わせて、より頭蓋骨の絵を際立たせるスタイリングとかも面白そうです。

他のシャツの素材がレーヨン 100 % なのに対して、こちらのみ リヨセル 100% の素材が使用されています。

こちらは『嫌な自由党』と言うタイトルの作品が落とし込まれた一枚。
中央に描かれた男性の顔部分は赤く塗られており、こちらも何か強いメッセージ性が感じられる作品ですね。

白、青、赤を基調とした春夏らしい爽やかな配色で、夏になったら特に着たくなってしまうようなデザインなのではないでしょうか。
パンツにベージュやホワイトのものを選んでみても、より春夏らしく仕上がって良いと思います。

公式画像で某有名若手俳優がかなりかっこよく着ているので、そちらも是非チェックしていただきたいです。画像は WACKO MARIA のインスタグラムからご覧いただけます。

黒いスーツを着た黒人の男性が印象的なワートワークがプリントされています。

バスキアは「黒人アーティスト」と呼ばれるのをかなり嫌ったそうなのですが、黒人だった故に、黒人の音楽や文化、歴史をテーマにした作品が多いそうです。
こちらもその中の一つなのではないでしょうか。

バスキアの作品は、目を引く絵がいたるところに描かれており、様々な部分に目がいってしまうものが多いイメージが個人的にありますが、こちらは中心となる絵を真ん中に描かれており、また他の作品にはない独特な雰囲気がありますね。

絵や文字のない余白の範囲も広いので、こちらも着た時にかなり馴染みやすい一枚です。
色もそこまで多くの色を使っておらず、深い緑がメインの配色なので、着た際に大人っぽい風合いになるのが魅力です。

最後にご紹介するのはこちら。
『無題（黒人の歴史）』の絵画がプリントされています。
エジプト人やエジプトの神オシリスの導きでナイル川を船で降るエジプト人の姿が描かれているそうです。

かなり大きいアートワークだからなのか、前と後ろでプリントが異なります。
他のアロハシャツは基本的に前と後ろが同じプリントなので、正面と背面から見た際にガラッと印象が変わります。
見る角度によって見え方がかなり変わるのを楽しめるのはこのシャツならではの特権です。
フロントの絵に無い、ところどころ消されている Esclave（奴隷）の文字も印象的ですね。

色はオレンジをベースとしていますが、ブラウンに近いような落ち着いたオレンジなので、こちらも思った以上に様々な色のアイテムと合わせていただけると思います。


バスキアや絵画の背景について調べることで、着るのがより楽しくなると言うこともあるので、興味のある方は是非もっと詳しくバスキアについて書かれた他のサイトを見ていただければと思います。

ただ、これだけだらだらと書いておいて何ですが、このアロハシャツに関しては「考えるな、感じろ。」と言った楽しみ方も個人的におすすめです。
派手で何と合わせればいいのか分からない、と言う方もいると思いますが、スタイリングも深く考えず、シンプルなパンツと合わせていただければと思います！


今回ご紹介した商品は店頭だけでなく、 JACK in the NET（ジャック イン ザ ネット）オンラインストア でも 5/1（土）12:00 から 販売開始です。

ご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。

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