JACK in the NET

 【おうち時間】人生のバイブル

OTHER 2021.05.13 REGGAWS

SLAM DUNK

【SLAM DUNK】
著者:井上 雄彦 出版社:集英社
撮影:杉浦宅



こんにちは!REGGAWS杉浦です。
今回は、思うように外出が出来ない世の中ですので、僕のおうち時間の楽しみ方の一つをご紹介します。

これまでの僕のおうち時間の定番としては、やはり動画配信サービスのNET FLIX(ネットフリックス)。洋画が大好きな僕は、いつものように作品を見終えて、さて次は何をしようかと考えて何気なく部屋を見渡すと、ある漫画が目に入りました。


その漫画は僕の人生に影響を与えた大好きな漫画 SLAM DUNK(スラムダンク)という漫画でした。既に10周は読破した漫画ですが、おうち時間を利用して再度読み始めたので夢中になっている気分そのままに語らせていただきます。


バスケ漫画は売れないという常識を打ち破った、発行部数1億2千万冊突破(他にこれを達成してるのは9作のみ&スポーツ漫画としては唯一)の説明不要な名作。僕自身の愛が深く、語りたい事も多すぎるので、話を絞って個人的な主観で、スラムダンクの魅力をまとめて書いていきます。


バスケをしている姿で人間性、成長が分かる表現



スラムダンクの特徴として、ほとんどがバスケをしている描写が描かれているように感じます。前半の三井乱入編の2巻分は例外ですが、それ以外の巻ではバスケをしているシーンがあり、しかもそれがほとんど公式戦だから凄いなと思います。

他のスポーツ漫画だと、キャラクターの追い立ちや、家族とのエピソード、コート、フィールド以外の苦悩、学校生活での葛藤などが描かれています。

例を出すなら、作者が同じ井上雄彦さんの作品「リアル」の、主人公である高橋久信は、交通事故からの葛藤や両親への思いや関係性が描かれています。

ですが、スラムダンクではそれらがほぼ無いように感じます。家族が登場するのは、桜木の父親と赤木の両親、それぞれ1,2ページだけです。バスケ以外の苦悩に至っては一切無いと思います。

何かの経験や環境などの情報を組み立ててキャラクターを作っていくのではなく、彼らがバスケをする姿という情報のみを見せることによって、僕たち読者に彼らがどういう人間かを想像させているように感じます。しかも主人公だけでなく、ほとんどの登場人物がそうだから凄いです。

ちなみにこれは、小説で使用されるハードボイルドという手法だそうです。

ただ、本当にバスケしている時の姿や言動だけで彼らの人間性が分かるのか?と疑問を持つ方もいると思いますが、少なくとも感じることはできると思います。

あくまで個人的な主観ですが、具体例を出していきます。

1.三井が体力切れで試合に出れなくなったシーンでは、彼の表情やセリフから過去に対する後悔や今後にかける想いが伝わります。

2. 陵南の仙道は天才と言われながら平気で練習に遅刻をしたり、マイペースな一面を見せますが、コート上では焦っている味方を言葉で落ち着かせる事が出来、時に負けん気の強さが垣間見えてリーダーの素質を持っているように感じます。

3.赤木が1年生のときの試合(回想シーン)と、そのときのセリフからだけでも、彼がどれだけ苦労してきたかが伝わる。また、それを現在の赤木の姿と比較することで、彼がいかに泥臭く、人に弱さを見せない男かが伝わります。


このように、あくまでバスケをする姿のなかに、登場人物の人間性や成長を表現していくという手法が、他の漫画にはあまり無い魅力だと思います。

与えられている情報が少ない分、「この人はどういう性格なんだろう」、「どういう人生を送ってきたのだろう」と想像を膨らませやすくなり、感情移入もしやすくなります。


人生に役立つ多すぎる名言



次は、スラムダンクと言えば、よく名言が取り上げられます。

スラムダンクのセリフは、日常生活で意識して、良い変化が生まれるようなセリフが多く、その中でも個人的に好きな名言をご紹介します。

1.「まだあわてるような時間じゃない」(出展:【SLAM DUNK】第19巻 #169、アニメ第76話「勝利の予感」Bパート)

陵南の仙道のセリフです。上手くいかなくて投げ出しそうな時、締め切りの時間がギリギリになりそうな時などこの言葉を思い出して冷静さを取り戻しています。

2.「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか?オレは……オレは今なんだよ!!」(出展:【SLAM DUNK】第19巻 #270)

桜木のセリフです。今が最高で、今が栄光時代。過去全力だった人、将来のために力を温存している人、今じゃないと力を出し切っていない人。いろいろな人がいますが、一番カッコイイのは今全力を出し切ってる人ではないでしょうか。そもそも明日が来る保証はありません。明日からやろうなどと考えずに、今全力でやる事が大事だと思い知らされます。

3.「最後まで…希望を捨てちゃいかん あきらめたら そこで試合終了だよ」(出展:【SLAM DUNK】第8巻 #69、アニメ第26話「三井寿15歳の悩み」)

あえて入れないどこうか考えましたが、やはり安西先生のこのセリフは外せないと思います。思わず「安西先生ーー!!」と叫びたくなります(笑)

阪神大震災を描いたドラマBRIDGEでも、復興に向けて、限界以上で働く建設業者を、さらに奮い立たせる時にも、このセリフが使われていたそうです。時期的にも世代的にも、そのセリフを言われちゃぁ・・・と、復興の為に働く社員たちは奮い立ったそうです。

どこまでノンフィクションかはわかりませんが、このように、現実世界にまで影響を及ぼす名言だと思います。

勝利だけが全てではなく、負けることも人生においては大事な財産だと思います。しかし、諦めるということは、勝利も敗北もないと諦めて得る敗北は、何も生み出しません。人生は長く、一試合だけでは終わりませんが、一試合一試合諦めずに全力で戦っていくのが大切だと気付かされます。

他にも沢山の名言がありますが、今回は3つ選びました。皆様の好きなスラムダンクのセリフは何ですか?お話を聞けたらと思います。


僕の部屋に貼ってあるポスターです(左側少し破れています…)。実はここにはいない水戸という花道の友達が1番好きなキャラクターだったりします(笑)



今回は一度ファッションと離れ、大袈裟かも知れないですが、僕の人生のバイブルについてご紹介させていただきました。スラムダンクの最終巻が発売した1996年に産まれた僕が大好きなように、世代を越えてこの世に残り続ける名作だと思います。




余談になりますが、今年の1月に作者である井上雄彦先生ご本人のTwitterで、映画化が発表されました。内容が気になって仕方ありませんが、アニメで描かれなかったインターハイ編をやるのか?と妄想しながら続報を待ちたいと思います!


これからもファッション以外の内容も発信していこうと思いますので、読んでいただけると嬉しいです。

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