こんにちは!REGGAWS 杉浦です。以前、バンダナの歴史について調べてみましたが、知らない事ばかりで、僕が一番楽しんでいたと思います(笑)ファッションにまつわる様々な歴史について、これからもご紹介していきたいと思います。
今回は、アメリカンカジュアル、通称「アメカジ」の定番、ネルシャツについて調べてみようと思います。と言うのも、個人的にかなり好きなアイテムなのですが、ルーツなどについては無知だったので、単純な好奇心で、ネルシャツを選びました。
ネルシャツは、フランネルという生地を使用したシャツということですがネルシャツの「ネル」は「フランネル(英語: flannel)」を略したものです。
肉厚の起毛生地=フランネル(フラノと略することも)
薄手の起毛生地=ネル
というように呼び分けていることもあるみたいですが、今回は、全てまとめてネルと書きます。
ネルは柔らかく軽い毛織物の事で、平織りや、綾織りがあり、織り目は片面あるいは両面が毛羽立っていることから毛羽によって覆い隠されております。織りの後、ネルは一度毛羽立たされ、その後漂白されて染められるか、適切な処置が施されて、そして二度目の毛羽立ち作業が行われます。格子柄のイメージが強いですが、無地はもちろん、縞模様、霜降、花柄など、さまざまなプリントを施した布地に使用されています。
先述しましたが、ネルシャツと言えばアメカジのイメージが強いと思います。ですので、ネルの起源はアメリカでしょ。と思い込んで調べてみると…
その歴史は古く、ネルという語源自体もはっきりしないみたいです。
しかし、ネルに類似した織物が中世のウェールズまで遡ることができるために、ウェールズ起源説が提唱されております。その類似した織物は16世紀には広く知られ、”flanelle”という言葉自体は17世紀後半にフランスで用いられ作り始められたと言われています。
元々ヨーロッパが起源であったことが分かりました。そのためか今でもネルシャツにはグレンチェックやタータンチェックなど英国伝統の柄が使われていると言われています。
一方アメリカは意外にも後発的で、1930年代~1940年代頃から BIGMAC(ビッグマック)や5Brothers(5ブラザース)、BIGYANK(ビッグヤンク)やPILGRIM(ピルグリム)など様々なワークウェアブランドによりネルを使用したワークシャツが作られていたそうです。
ネルシャツは シャンブレーシャツより暖かく、ウールシャツより扱いやすいために、受け入れられたとされています。 更に、保温性が高く安価だったため、アメリカのワーカー達の間で普及しました。
このように、世界的に普及していったネルシャツですが、オーストラリアのメルボルン、シドニーの西部居住者、ニュージーランドの西オークランド居住者では、その廉価故の経済性からネルは下級階層と関連していると、軽蔑的な意味合いに結びつけられており、 肉体労働者やあまり裕福でない人達の着るものでした。
ネルシャツが元々ワークウェアだったとは知らなかったです。先述したチェック柄が多いと言われる理由に加えて、過酷で、汚れやすい外での作業を想定し、汚れが目立ちにくい派手な色柄のチェック柄が多用されたとの意見もあるみたいです。
ネルシャツが普及するにつれて1970年代には仕事用以外にネルシャツがファッションアイテムとして認知され、世界中で人気が定着しました。
ネルシャツだけでなく、作業着だったはずのジーンズがファッションとして受け入れられるようになり、70年代半ばには、アウトドアファッションやスポーツファッションを日常着として着る若者達が増えました。
このように本来はアウトドアやワークウェアだったアイテムがタウンカジュアル化したものを、「ヘビデューティー」と呼ぶそうです。
カジュアルかつ実用的なファッションアイテムが、この頃から広まっていったと言えます。この流れは、1975年にベトナム戦争が終結し、大勢の若者が日常生活に戻ってきたことから始まったそうです。
1990年代に入ると、アメリカ合衆国北西部(特にワシントン州シアトル)およびカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーでは、シアトル発のグランジ・ミュージックと関係するようになり、グランジ・ミュージシャンがネルから作られる衣類を着用したことによって、さらに普及が促進しました。
ネルシャツは、異なる素材も加えながら、それぞれのブランドのアイコン的存在となり、現在に至ります。
アメカジのイメージが強いネルシャツですが、アメリカでは20世紀頃から登場したと分かり、勉強になりました。
最後に、REGGAWS で発売しているネルシャツをご紹介します。
オンブレチェック柄のネルシャツです。柔らかく肌触りが良いコットンを使用しています。バックのロゴはレザーパッチを使用しています。高級感がありつつ、裾は切りっぱなしで、ほつれたような加工が施されており、グランジのような雰囲気が漂います。
ちなみにオンブレチェックは、フランス語で陰影や濃淡という意味です。1950年代のバイカーやアーティストが愛用したことで、いつしか不良のアイコンと知らるようになったみたいです。
映画『アウトサイダー』で不良グループがオンブレチェックを、富裕層グループがマドラスチェック柄を着ていたシーンが印象的です。
普段何気なく着用しているアイテムには深い歴史があります。もっと色々なアイテムの歴史を調べて皆様に発信していきたいと思います。
今回ご紹介したアイテム以外にも、2021年春夏コレクションの新作が発売しています。
是非 JACK in the NET オンラインストアでご覧下さい。
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