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【J.B.Choice】SOMETHING LIKE A PHENOMENON

FASHION 2021.10.07 REGGAWS

PHENOMENON (フェノメノン)

こんにちは、スタッフの梅村です。
奥野からバトンを受け取り、今週は僕が【J.B.Choice】 を担当します。
今回紹介させていただくのは、トップ画像とタイトルでお気づきかと思います。
そうです!PHENOMENON(フェノメノン)です!

SNSの情報で既に知っている方も多いとは思いますが、今シーズン PHENOMENON が過去の名作をアーカイブコレクションとして復活します。
また、MCMとの協業レーベルP+M(PHENOMENON+MCM)も同時に展開されます。

まず、PHENOMENONを語る上で外せないブランドがあります。
「ファッション業界で最高級のストリートウェアを提案する」というコンセプトを元に、 BIG-O (ビッグオー) ことオオスミさんと、IGNITIONMAN (イグニッションマン) こと イグチさんの2人が、1999年に立ち上げたブランド SWAGGER (スワッガー) です。

SWAGGER はミリタリー、ワークをベースとしながらも、独自性の強いデザイン、グラフィックで、他のストリートウェアとは一線を画し、THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)、LEVI’S(リーバイス)、PORTER (ポーター)、NIKE (ナイキ) 等といわれる、誰もが知っているブランドとの数々のコラボレーションを重ねて、次々とストリートムーブメントを作りました。

ストリートブランド SWAGGER として確固たる地位を作りあげたものの、オオスミさんのファッションに対する欲求は、これだけでは収まりませんでした。
自身のクリエイティブをとことん追求し、様々な”音楽”のMIXをファッションに落とし込んだブランドを2004年に立ち上げます。それが PHENOMENON(フェノメノン)です。

2007年 オオスミさんが MC BIG-O として、DJ WATARAI さんと共にソロ始動した時のアルバム「STRAIGHT TO NEXT DOOR」。オオスミさんが着ているのは当時大人気 PHENOMENON のヴィンテージフラワーカモM-65 ジャケット。

ここからは、少し僕の昔話をさせて下さい。
僕のアパレル人生は、J.B.Voice 最初のセレクトショップ 岐阜の「MOCAMBO (モカンボ) 」という店からスタートしました。
まだ、洋服屋として右も左も分からない僕は、モテる為にオシャレをして、毎日先輩達と飲みに行ってました。笑
失敗もたくさんしましたが、色々な経験を積ませてもらった中で、初めて自分が洋服屋としてステップアップ出来るチャンスをもらいました。
それが SWAGGER の名古屋直営店舗「SWAGGER NAGOYA (スワッガーナゴヤ )」 です。
ブランドは、SWAGGER、PHENOMENON、の2ブランド展開で、半人前だった僕はデザイナーのオオスミさん、イグチさん、そしてメーカーの方々に色々と教わりながら、ファッションの面白さを目の当たりにしました。
そんな思い出に浸りながら、当時の写真を探していたら懐かしい画像が出てきました。

SWAGGER NAGOYA オープン初日。
SWAGGERイグチさん(写真右)、MACK DADDY 日下部さん(写真左)
真ん中が僕(梅村)です。当時24歳。若い。。両サイドは当時 営業の野口さん(写真右)とジーマさん(写真左)です。


こちらは、約15年ほど前「SWAGGER NAGOYA」オープンの日に撮った写真です。
僕が着ているこのスウェットパーカーは、当時 大人気のアイテムで、その名も24Kパーカー!派手ですよね 笑
銃と王冠を24金ネックレスで巻きつけた様なグラフィックがすごく印象的で斬新なデザインでした。
この柄は オオスミさんが、自身の好きなものを全部ひとまとめにしちゃおうと考えた結果、こうなったそうです。
ヒップホップのイメージを、ここまで先鋭的なデザインにしてしまう事に、当時かなりの衝撃を受けて、こればかり着ていた記憶があります。
もう、この時には PHENOMENON の虜になっていて、ファッションの流行りを作っていくオオスミさんの考え方にすごく興味がありました。
それから何年か経ち、展示会のタイミングで何気なく PHENOMENON についてオオスミさんが話してくれた事が、今でも心に刻まれています。

ヒップホップって本当にズルい音楽なんだよ。その時々に流行っている音楽とか、ルーツとして使われている音楽の良いところを切り取って、新しいものに作り変えていく。
それがすごく面白いし、カッコいい。
PHENOMENONはそのヒップホップ的な考え方をファッションの要素に落とし込んでるんだよね。

何気ないタイミングで聞く事の出来たお話でしたが、その言葉通り、PHENOMENONは一般的なヒップホップスタイルの枠組みに捉われず、時代毎のファッションと音楽の流行りを切り取って、常に進化していました。
今でこそ、ファッションスタイルの境界線の様なものは無くなってきていますが、当時はストリート系、パンク系、モード系、といった様々なスタイルが、よりハッキリと区分けされていて、スタイルの固定概念がかなり色濃くありました。


そんな中で、PHENOMENON は 当時のストリートブランドではありえなかった スキニーパンツを取り入れたスタイル、サルエルパンツ、甲冑をイメージしたジャケット、着物をベースとしたテーラードジャケット等 、常識を覆した新しいアイテムを次々と出していて、次はどんな新しいものを作るんだろう、といつもワクワクしながらお客さんと盛り上がっていた思い出があります。
今 考えると、どんな新しいスタイル、見た事のないデザインでも、オオスミさんの考え方で作ったものは、やはりヒップホップファッションなんだな、と僕は感じています。

そして、2010年秋冬 ブランド初の東京コレクションに進出した時には、どのブランドとも比較出来ない唯一無二のブランドになりました。

オオスミさんの話を聞けた事や、ブランドが進化する過程を一緒に取り組ませてもらえた事は、何ものにも代え難い、僕の財産です。
今年の1月にオオスミさんが病気で亡くなり、昔の事を思いだして落ち込んでいた時に、ブランドを知り尽くしているジョニー君や、営業の荒川さんから今回のアーカイブコレクション復活のお話をもらった時は本当に嬉しかったです。

オオスミさんの意思を継いだ PHENOMENONが、また次の新しい世代のファッションを作っていく事を噛み締めながら、僕も少しでも恩返しをしていきたいと思います。
ファッションの繋がり、面白さ、奥深さ、進化、そういったものが凝縮されたPHENOMENON のアーカイブコレクションを是非堪能して下さい!

MOCAMBOの店頭にてオオスミさんとの2ショット。当時僕は21歳くらいだったと。。
この写真は僕の宝物です。

今週の【J.B.Choice】は以上です。
リレー形式でご紹介しているこの企画、来週は 北村 にバトンを渡します。お楽しみに!

J.B.Voice(ジェービーボイス)グループ店舗では、マスクの着用、消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など、コロナウィルス感染に対して、万全の体勢をとって営業をしております。


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