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mindseeker(マインドシーカー)使用!マネの絵画とは…

FASHION 2020.05.13 REGGAWS

mindseeker(マインドシーカー)


REGGAWS スタッフ が選ぶイチオシアイテムを紹介するコーナー 【 Fashion Wednesday(ファッション・ウエンズデー)】第4弾!
水曜日はスタッフ吉澤がお送りします!

一昨日放送したREGGAWS(レガウス)のインスタライブでご紹介した”mindseeker(マインドシーカー)”の20年春夏コレクションのメインデザインに使用されているマネの絵画について、インスタライブではご紹介仕切れなかったので、詳しく説明していきます。


まず、なぜ今回絵画のデザインを取り入れたのでしょうか。
デザイナーのTAIKIさんに尋ねてみました。
すると、今までのグラフィック物とは違い、絵画を使用したデザインの商品を作りたかった。とおっしゃっていました。
いつもかなり拘りを持っているTAIKIさんから、こんなにシンプルな返答がくるとは思いませんでした。
今思えば、ヴィンテージライン、インライン、限定アイテムのどのデザインを見ても絵画がプリントされた商品は一つもありません。
ですので、新たな”mindseeker”の着こなしが出来、ファン必見のアイテムになるのではないでしょうか。
絵画好きの僕としては、堪りません!

それでは、本題のマネについて詳しく説明していきます。

【マネ】

本名:エドゥアール・マネ
19世紀のフランスの画家で、パリのモダニズムな風景を描いた最初の画家です。
マネの活躍により、美術の世界は大きく変わり始めます。
以前、”カラヴァッジョ”をモデルにして、ブログを書かせていただきましたが、(下記参照)
<Off-White c/o Virgil Abloh™️ (オフホワイト)の代名詞プリント”CARAVAGGIO”とは…>
マネもカラヴァッジョ同様、写実主義の画家でした。
1862年(マネ29歳)までは、写実主義の考え方で絵画を描いていましたが、
1863年に発表した「草上の昼食」では、着衣男性と対照的なヌード女性を並べて描いたことでマネの裸体画の作風とクールベ(当時の写実主義の第一人者)の見たものをそのまま描くリアリティのある作風を明確に区別した作品です。

構成は古典巨匠の作品を下敷きにしており、中央の男女のポーズはラファエルのドローイング作品《パリスの審判》を下敷きにしたマルカントニオ・ライモンディの版画作品からの引用したものです。

後にこの作品が、近代美術の始まりと言われています。

もう一つマネを語る上で、欠かせない作品が、「オランピア」です。

オランピアは、初期のスタジオ写真を連想させるイメージで、描かれたヌード絵画です。
参考にしているのは、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの代表作<ウルビーノのヴィーナス>のヴィーナスです。
当時流行したポルノ写真をも連想させます。

この作品では、裸体の女性の頭に蘭を付けていたり、首にリボンがかけられていたり、脱ぎ掛けのスリッパを履いていたりと、小道具が描かれています。

蘭、上向きの髪、足元にいる黒猫、花束は当時、すべてセックスの象徴と言われていました。

この近代的なヴィーナスの表現は、今までのヴィーナスの描き方とは異なり、当時の美術の基準に明らかに反するものでした。
理想主義の欠落した娼婦の率直な描写は中々世間には受け入れられませんでした。

この作品では、日本の浮世絵から影響を受けていて、実際に”マネ”は自身の作品の参考にするために、浮世絵を集めていました。
作品名の<オランピア>とは、娼婦の源氏名として広く使われる名前で、黒人のメイドは当時の娼館に多く在籍していました。メイドが運ぶ花束は、前夜のお客から贈られたものを意味しています。

身体の描き方だけでなく、彼女の視線も伝統的な絵画から逸脱しています。召使が求婚者から送られてきた花束を彼女に渡そうとしているにも関わらず、彼女は挑発的に視線を鑑賞者に向けています。

彼女の手は足にのせ、陰部を隠していますが、それは伝統的な女性理想像に言及した皮肉に見え、謙虚さという考えは全くありません。

しかし、<オリンピア>はフランスの前衛的な画家達に支持され、高く評価されました。

この作品を発表後、印象派の画家と交流を深める様になります。
マネは印象派の画家の中心グループとは、距離を置きあくまでも中立を保っていました。
ただ、今後発表する作品は、写実主義から印象派の作風へと画家達を促す絵画が多く、印象派の画家達からも賞賛されました。

そんな中、今回マインドシーカーのプリントでも使用された” In the Conservatory”を発表します。

【 In the Conservatory】

マネの晩年の作品で、画家ヨハン・ジョルジュ・オットー・ローゼンの温室で描かれたジュール・ギエメと彼の妻を描いた作品です。
晩年の作品のほとんどが、画家ヨハン・ジョルジュ・オットー・ローゼンの温室で描かれています。
この頃、女性のモデルや女優を描いていましたが、今回の作品ではパリのファッションメーカーの女性を描いています。
この夫妻の絵画は、妻のエレガントさと夫の紳士さを全面に表現していて、どこか温かみがあり、リラックスさせられます。

ファッションメーカーという共通点と温かみのある色彩から、服のデザインに落とし込んでいると思います。

それでは、マネの作品”In the Conservatory”をプリントした商品を見ていきましょう。

 mindseeker / MANE SHORT SLEEVE TEE ¥26,000+TAX(BLACK)
mindseeker / MANE SHORT SLEEVE TEE ¥26,000+TAX(WHITE)


フロントに大胆に”In the Conservatory”の絵画をプリントしています。
色味が強調されている絵画なので、少し色を落ち着かせて着やすくしています。


シルエットはボックス型で、身幅はゆったりとしたTシャツです。
着丈は短めにしていて、フロントの着丈をバックの着丈より1cm程短くしています。レイヤードもし易く、長めのTシャツを合わせて、色味を入れていただいてもカッコよく着こなせます。
日本製の高級コットンを使用していて、薄めの生地なのですが、インナーが透けないのが特徴です。柔らかく肌触りがいいので、とても着心地が良くオススメです!


バックレースが”mindseeker”のブランド立ち上げ当時からのアイコンです。
昨年から、リング部分から取り外しが可能になり、バックレース無しでの着こなしも出来ますし、洗濯時も楽になりました!


バックのロゴを良く見ると、マネの絵が隠れています。こういった細かい所に拘っているのもマインドシーカーの特徴です!


もう一型マネの作品”In the Conservatory”を使用した商品があります。


花柄のシャツのバックプリントに絵画を使用しています。
マインドシーカーとしては初めて、シャツにバックプリントをしています。
生地には、本来シャツでは使用しない生地を使用していて、かなりしっかりとしているシャツなので一枚で着ても透けません。
真夏の暑い時期にはインナー要らずで着ていただけます。
今回なぜこの様な生地にしたのかを、デザイナーのTAIKIさんに尋ねてみました。
すると、「ヤンキー感のある様なシャツにしたかった。色合いや花の配置もヤンキーが着そうなシャツをイメージした。」と仰っていました。
なので、一枚で着ても透けない丈夫なシャツにしているんですね。
生地は丈夫ですが、厚くないので、夏にはぴったりです!


Tシャツ同様、ボックス型のシルエットで、身幅があり、マインドシーカーの様にオーバーサイズのTシャツを合わせていただいてもストレス無く着ていただけます。
着丈を短めに作っていて、マインドシーカーのTシャツを合わせると綺麗にレイヤードすることが出来ます。

マインドシーカーはどの商品も素材感、シルエットにかなり拘っているので、ぜひ一度店頭で試着して頂けたら幸いです。


今回は”マネ”についてご紹介しましたが、明日はマインドシーカーの商品で使用されているもう一人の画家”モネ”についてご紹介していきます。
お楽しみに!


J.B.Voice(ジェービーボイス)グループ店舗では、マスクの着用、消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など、コロナウィルス感染に対して、万全の体勢をとって営業をしております。
今回ご紹介した商品に関して、ぜひ店頭にてスタッフにお声がけください。



今回ご紹介した商品は、JACK in the NET(ジャックインザネット)オンラインストアでもご確認いただけます。
更に詳しい商品詳細はお気軽に、REGGAWS(レガウス)までお問い合わせください。

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